導入:家計簿を続けても「不安が残る人」へ
家計簿を続けているのに、こう感じたことはありませんか?
- 黒字なのに安心できない
- 投資しているのに「家計として大丈夫?」が分からない
- 節約しても、手応えが数字で説明できない
もし当てはまるなら、必要なのは「入力の工夫」ではなく、**家計の見方(分析の型)**です。
私がその型を作れたのが、**『【新版】財務3表一体理解法(朝日新書)』**でした。
会社の決算(財務3表)を理解するための本ですが、家計にも驚くほどそのまま効きます。
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先に結論(10秒で分かる)
結論:家計簿はPL(毎月の成績)だけだと不安が残ります。BS(資産と負債)を足して「純資産の増減」を見られるようになると、家計は“記録”から“分析”に変わります。
※用語だけ超かんたんに。
PL=毎月の成績表(収入−支出)
BS=家計の体力(資産−負債=純資産)
純資産=資産−負債(家計の土台)
私が家計簿の分析で一番助けられたのがこの1冊です。
この記事でわかること(3つ)
- PLだけでは家計把握が不十分な理由(不安の正体)
- BSを足すと「家計を説明できる」ようになる理由
- 月次PL/BSの作り方(私の運用)+Excelテンプレ
なぜ家計簿はPLだけだと不十分なのか
PLは、家計簿そのものです。
- 収入
- 支出
- 収入−支出=余剰(黒字/赤字)
これが毎月分かるだけでも、家計簿は十分意味があります。
でも、ここで止まると「不安」が残ります。
なぜならPLは、あくまで 今月の成績。
家計の“体力”や“安心感”までは教えてくれないからです。
そこで必要になるのが BS(家計の体力) です。
BSが見えると「安心の根拠」が作れる
BSは家計をこう見ます。
- 資産(現金・預金、投資、年金など)
- 負債(ローン、未払など)
- 資産−負債=純資産
BSが見えると、家計はこう変わります。
- 「なんとなく大丈夫」→「根拠を持って大丈夫」
- 投資の上下に一喜一憂しにくい(家計全体で判断できる)
- 現金比率やリスクの取りすぎを抑えられる
私は毎月PLとBSを整理しています(5日〜10日/資産は時価)
私は毎月、5日〜10日の間に前月分をまとめてPLとBSを整理しています。
そしてBSの資産(投信・株など)は 時価(評価額)で入力しています。
理由はシンプルで、家計の目的は「記録」ではなく 現状把握と判断だからです。
この運用にしてから、判断がブレにくくなりました。
- 生活費を下げた成果が「純資産の増加」として見える
- 相場の上下を“家計全体”で受け止められる
- 目標(教育費・住宅・老後)に対して、現在地が分かる
※最初から毎月BSを完璧に作る必要はありません。年1回でも効果は大きいです。
ただ、家計簿が習慣化している人は「月次BS」が強力です。
まずは「PL(毎月)+BS(年1回→慣れたら月次)」でOK
家計に落とすなら、最初はこれで十分です。
- PL:毎月(家計簿でOK)
- BS:年1回(年末年始)→慣れたら月次
私は月次にしていますが、最初から月次を目指す必要はありません。
続く形で始めるのが正解です。
【Excelテンプレ】家計BSは「資産+負債+純資産」で回す
まず大前提:BSは「資産だけ」ではなく“純資産”で見る
BS(家計の体力)は 資産−負債=純資産 で見ます。
資産が増えていても、負債が増えていれば体力は増えていません。
逆に、純資産が増えていれば「家計の安心」は数字で説明できます。
✅ 列は6つでOK(毎月同じ形で続ける)
項目 / 合計 / 日付 / 構成比 / 前月比 / メモ(増減理由)
ポイントは「細かさ」ではなく、毎月同じ項目で並べて比較できることです。
資産の持ち方に合わせて、項目は自由に入れ替えてOKです。
① 資産(Assets)
| 項目 | 合計 | 日付 | 構成比 | 前月比 | メモ(増減理由) |
| 証券口座(総額) | 2026-03-31 | 積立/相場/売買など | |||
| 投資信託(合計) | 2026-03-31 | 積立/相場 | |||
| 株式(合計) | 2026-03-31 | 相場/配当/売買 | |||
| 企業型DC(合計) | 2026-03-31 | 相場/掛金 | |||
| 財形貯蓄 | 2026-03-31 | 積立 | |||
| 生活口座(普通預金) | 2026-03-31 | 給与/引落 | |||
| 子ども貯金(合計) | 2026-03-31 | 積立/入金 | |||
| 電子マネー・ポイント(合算) | 2026-03-31 | ポイント付与 | |||
| 手元現金 | 2026-03-31 | ||||
| 資産合計 | 2026-03-31 | 100% |
※資産は「時価(評価額)」でOKです。家計の目的は“記録”より“現状把握と判断”だからです。
※ポイントは少額なら合算でOK(厳密さより継続)。
② 負債(Liabilities)
| 項目 | 合計 | 日付 | 構成比 | 前月比 | メモ(増減理由) |
| 住宅ローン残高 | 2026-03-31 | 返済で減少 | |||
| カード未払い (確定分) | 2026-03-31 | 締め後に確定 | |||
| 自動車ローン (あれば) | 2026-03-31 | ||||
| 奨学金 (あれば) | 2026-03-31 | ||||
| 負債合計 | 2026-03-31 |
※カード未払いは「締日〜月末の未確定分」ではなく、締め後に確定した請求額を入れるとズレにくいです。
③ 純資産(Net Assets)=資産−負債
| 項目 | 合計 | 日付 | 構成比 | 前月比 | メモ(増減理由) |
| 純資産(資産合計-負債合計) | 2026-03-31 | 積立+5万円/相場+3万円/特別費-2万円 |
ここが「家計の体力」です。
純資産の増減が見えると、“安心の根拠”を数字で持てるようになります。
回し方(毎月5日〜10日)
- 前月末時点の“時価”で資産を埋める
- 負債(ローン・カード未払い)を埋める
- 資産合計/負債合計/純資産を出す
- 構成比(各項目÷資産合計)を出す
- 前月比(今月−前月)を出す
- 増減理由を一言だけメモ(例:積立/相場/特別費)
まとめ:家計簿が“記録→分析”に変わる
『財務3表一体理解法』が家計簿に効く理由は、
家計を「記録」から「判断」へ変えてくれるからです。
- PLで家計の流れ(成績)を把握する
- BSで家計の体力(純資産)を把握する
- 毎月チェックすれば、家計の現在地が分かる
家計簿が続いている人ほど、「次は分析」です。
この1冊は、その入口としてとても役に立ちました。
家計簿が続いている人ほど「次は分析」が必要になります。
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✅ 迷ったらここ:案内板(最短ルート)
✅ 家計簿が続く人の運用法(入力よりチェックが9割)
✅ 家計簿は意味ある?(続ける価値の整理)





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